昇降口から、ローファに履き替えて飛び出した、のはいいんだけど… …絶望的な事実に気づいてしまった。 私、ハヅキの家知らない!!! 「紗~~英ちゃ~~~ん!」 そのとき、静かな学校に聞き覚えのある声が響き渡った。 見ると、制服姿のこのみちゃんが、例によって前方から突進してくる! 「おっはよ~!」 ピタッと私の前で急ブレーキをかけると、このみちゃんはいつものようにニッコリ笑った。