「言いたいこと言ってねーから、 そんな風になってんだろ? 言って全部ぶちまけて来いよ。そんで一発殴ってきて、俺のかわりに」 「殴っ…!?」 「紗英。 俺お前のことすげー好きだったよ」 窓から入ってきた初夏の風に、金色の髪がフワリと揺れる。 「だから絶対幸せになってほしいんだよ。 隣にいたい奴のところに行けよ」 隣にいたい、奴のところ…