もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】






ポロ、と何かが頬をつたって


はじめて気づいた。



私…なんで泣いてるの!?




「え、えっ何これ!?」



「…紗英ってけっこう鈍いよなー」





パニックになる私を呆れたような苦笑いで眺める京星くん。





「ま、あいつも悪いんだけど」





ほんっとムカつくよな、昔っから。



京星くんはボソリと呟いて、




「行けよ」




もう一度そう言った。