「――先生。早見さん、体調悪いっぽいんで保健室連れてっていいすか?」 …え。 突然京星くんがそんなことを言い出して、私の腕をとった。半ば強引に、椅子から立たされる。 マキ先生が心配そうに眉をひそめた。 「いいけど、大丈夫?先生連れてこうか?」 「ダイジョブでーす。俺が責任持ってつれてくんで」 そんな棒読み口調で教室から連れ出される。 廊下を少し歩いて、角を曲がって、人気のないところに着くと、パッと私の腕を離して振り向いた。 「き、京星くん?私別に体調悪くないけ…」 「行けよ」