もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】






「どういう…こと…?」




ゆっくり階段をおりて二人の前に行くと、ギョッとしたように渓渡が目を見開いた。





「…紗英!?」



「今言ってたことホントなの?」





ずっと弥佐ちゃんが好きだったって。


渡りに船だって。


浮気してたって…





渓渡は少し黙ってたけど、面倒くさそうに、はぁ…とため息をついて前髪をかきあげた。




「ほんとだよ。でもお前も浮気してたんだからおあいこだろ?」



「だからそれは誤解だって!私は浮気なんか絶対にっ…!」



「あーもうどっちでもいいから」




渓渡の抑揚のない声に遮られる。




「てか浮気してくれてた方が都合いいんだけど」