「…さっきの、取り消す」 私を見つめたままハヅキが口を開く。 「好きな異性のタイプ? 優しくてかわいいとかクッソどうでもいい。 俺が好きなのは――」 ハヅキが手を伸ばして、私の顎をクイッと持ち上げた。 「好きすぎて、もう顔も見たくない女」