もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】







ハヅキの手が私の顎の下に添えられて、わずかに上を向かされる。



すぐに振り払えるくらい弱い力。だけどそうすることもできずに




…ハヅキの目がまっすぐすぎて、逸らせない。







「…なんで人のモノになっちゃうかなぁ…」



「は、づき…」



「小さい頃のさぁちゃんにムカついてたのホントだよ。
いつも偉そうで俺のこといじめてて、そんなさぁちゃんを泣かせてみたかったのも本音、でも」




わずかにハヅキの手に力がこもる。





「実際に会って、触れたら…

泣き顔以外にもっといろんな顔見たくなった。

笑った顔とか幸せそうな顔とかも見たくなった。


でもそんな顔させられんのは…やっぱ俺じゃねーんだよ」