「それでよかったんじゃない?ずっと高橋くんのこと、嫌がってたじゃん紗英」 「……まぁ」 「何今の間は」 「自分でも…わからない」 わかんないんだ、ほんとに。 ずっとハヅキと関わりたくなかった。 私のことを恨んでて、復讐するとか言ってきて、実際何度も嫌な目にあった。真剣に警察に通報したかった。 なのに。 “紗英は、ハヅキのこと嫌いなんだよな?” 京星くんにそう聞かれたあのとき 嫌いと、ハヅキが、 すぐに結びつかなかった自分に、自分が一番びっくりした。