ハヅキの頭突きのせいかわからないけど、頭のズキズキと足元のフラフラは、時間が経つにつれてどんどん酷くなっていった。
せっかく授業開始30分前には体育館に着いたのに、バスケをする気分にもなれず、壁際に座り込む。
「紗英どうした?具合でも悪い?」
心配そうな莉加。
「大丈夫!座ってればよくなると思うし、先やっててー」
授業を休むほどではない。
まぁ、数学だったら間違いなく休んでるかもしれないけど…。
しばらくみんながバスケしているのをボンヤリ眺めていると
「バスケしねーの?」
体育館に入ってきたらしいジャージ姿の京星くんが、私を見下ろしていた。



