もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】






「うん!おい…し…」




……なんだか前方からただならぬ視線を感じる…



見ると、さっきこのみちゃんと話していた時の素の姿はどこへやら。



完璧に武装された笑顔でじっと私を見ているハヅキ。



それはもう、じっと。じーっと。穴が開くほどに。




「…何か…?」




おそるおそる聞いてみる。



ハヅキが笑顔のまま「ねぇ」と手招きする。




「な、何?」



「いいから。頭にゴミついてるよ」




あーなんだ!ハヅキたまには気がきく…なんて思った私のバカー!





乗り出した私の口に、ズボッ!と勢いよく突っ込まれたチュロス。




「っ!?!?」



「ばーか」




クイッと口角をあげたハヅキが頬杖をついて楽しそうにフガフガしている私を見てる。




「よーく味わって食べなよ?」