もっと泣かせて愛したい。【書籍タイトル:一途なイケメン幼なじみは、愛が重すぎる溺愛男子でした。】





振り向くと、腕組をしたハヅキが笑顔を浮かべてこっちを見てた。




いつも通りの笑顔。


だけどいつもよりも…心なしか、わざとらしい。





「ははは。いいんじゃない?でもどっちかというとさぁちゃんは…そうだなぁ」




ハヅキが近くの棚から何かを手に取って、近づいてきた。




「これなんかピッタリじゃない?」




そしてスポッと何かをかぶせてきた。視界が真っ暗になる。





「ちょっ…ちょっと!?何これ!!」



「見てみればー?」




のんびりとしたハヅキの声だけ聞こえる。


慌ててそれを脱いでみると、ちょっとマヌケなのが売りの犬のキャラクターの被り物だった。



「何でこれが私にぴったりなの…!」


「だって、見て。ほら」




シャラ、とハヅキの手には紐が。



それは私が持っている犬の首元につながっていた。





「これでずっと拘束しておけるじゃん?」




コワ!!