「いーよ別に。誘ってくれて嬉しいし」 「ほんと?」 「おー。だって何はともあれ、さ」 京星くんが優しい瞳を私に向ける。 「紗英と休みの日会えんのは嬉しいし」 「…………うん」 いや“うん”って!“うん”って何、私! だけどこんな時一体全体どうしたらよいのか…! 「どうもしなくていいんじゃない?」 「っえ!?」 耳元で聞こえた声。 驚いて飛び退くと、ニコニコ微笑むハヅキが立っていた。