もっ、もしかして次は私がひねりあげの刑!? やられる前に、殺らねば! 「イヤーッ!」 ハヅキのほっぺ目がけて突き出した拳は、パシッといとも簡単に受け止められる。 「…あはは」 まったく目が笑ってないハヅキ。 「助けてくれた恩人に暴力?ニンゲン終わってんね、さぁちゃん」 「え…や、あの…」 「これはキョーイクが必要だ」 ハヅキが私の腕を強く引っ張る。 そのまま走って教室を出た。