京星くんに向けていた視線を遮るように現れたハヅキ。
「今焼いてますー!」
「あ、あとコーラ2つね。はやくしてくれない~?」
「わかったよ」
ていうか。
キッチン係は私以外にもいるのに、なぜ私にばかり急かしてくるのか。
なぜか席に待たせている女子の元には戻らず、パンケーキを焼いている私をじっと見つめてくるハヅキ。
「…何?」
たまりかねて聞くと、ハヅキがニッコリ笑った。
「ちょっと休憩。オープンしてからずっと指名されっぱなしで疲れちゃった。人気者は辛いよね~」
どうやら自慢しに来たらしい。
壁に貼られているホスト指名№1の欄にはハヅキの写真。
「そんなこと言って。
余裕かましてると京星くんに抜かされるよ?」
「……は?」



