「いま行くー」
ハヅキが私から手を離したとき、
わっ…!と、さっきのハヅキほどではないが再び教室が沸いた。
教室の入り口のところに、仏頂面で立っているのは京星くん。
白いスーツに少し大げさに開かれた胸元、からチラリと覗くネックレス。
黒いスーツをビシッと着こなしたハヅキが正統派ホストなら、
京星くんは少々ガラの悪い不良ホスト。
でも、
「かっこいい…!」
白いスーツが抜群によく似合ってる!
思わず呟いた瞬間、ハヅキが僅かに口角を歪ませて。
私の口をブチュッとつまむ。
「!?」
「この口潰してあげよっか?」
なんで!?



