「逃げねーの?」 「え、っと…」 逃げる。逃げる?何から?ていうかこの状況、ほんと何っ…!? パニックに陥る私の耳元で、京星くんがフッと笑う気配がした。 「…妹、みたいなもんだったのに」 「き、京星くん…」 「でも久しぶりに再会したらなんかすげー可愛いし。一緒にいると楽しいし。他の男に触られてんの見るとイラつくし…」 京星くんが私を抱きしめる腕に力をこめる。 バクバク心臓が暴れてる。 これは… どっち? 「俺。お前のこと好きだわ」 どっちの心臓の音だろう。