あなただけ見つめてる


ふと、目に入った公園

ここの公園は、いつも俺たちが使ってた公園。

俺も優香も小さいころからある公園

「お前たちは、ここで待っていなさい」

「「えー?」」

「ママがいるか見てくるだけだから」

「はーい」

そう言ってくれた子供たちを残して
公園へ

「優香ー!」

どこにいるんだー?

雪で視界がぼやけてて、よく見えない

「優香ぁー」

少し歩けば、ブランコに人影が見えた

「優香?」

よく見れば、顔色が悪い
一体・・・
何時間、ここにいたんだよ?

「優香ー!」

「宙?」


目の前に行けば、やっぱり優香で
顔色も優れない優香

「夢?」

夢なわけねぇだろ

「幻聴?」

「夢でも幻聴でもねぇよ」