寝てしまった麻衣ちゃんを敷布団に寝かせる咲姫。
その隣には海斗君。

「寝顔は可愛いね」

「普段も可愛いのよ?結構」

そうなんだ?

「で?気になってたんだけどさ」

「ん?」

お茶を持ってきてくれた咲姫。

「未来って何で翔君の告白をOKしたの?」

「!?」

顔が赤くなるのが分かった

「な、なんでってっ」

「だって、気になるじゃん?」

「翔が、告白してきてくれた時って
あたし、翔の事まだ、何も知らなかったんだよね?」

「そうなの?」

うん。
何も知らなくて

「だけど、知って行ってくれればいい。って言ってくれたの。
それから、だんだん好きになって、告白の返事をしたの
だけど、付き合って最初のころはさ、優しかったし、一緒にも帰ってた」

「そうだよね。よく、あたしの方が断られてたしね?」

ハハっ

「だけど、2年に上がってすぐにあんな感じになったの。
最初は、生徒会長って大変なんだろうって思ってたんだけど、
そうじゃなかったっ」

「未来?」

「あたしに飽きちゃったのかもって。そう思うしかなくて」

「んー。むしろ逆のような気もするけど・・・」

へ?逆?

「アイツは、確実に、未来のこと好きでしょ。
どう見ても。」

!?