あなただけ見つめてる


「紹介状を書いておくので、早めに受信をしてくださいね」

そう言ってくれた先生が紹介状を書いてくれたのは
夕陽たちを生んだ病院で

「ありがとうございます」

「いいえ」

「なるべく暖かくして休まれてください」

「はい」

そう言って、優香を抱えて、車に乗り込んで
子供たちも乗せて
とりあえず、俺の実家に

「どうしたの!?」

急に帰ってきた俺たちだから驚いたのかもしれない

「悪い。しばらく、子供たちを預かってくれないか?」

「それは構わないけど・・・」

「何かあったのか?」

「優香が倒れた」

あながち間違いではない

「え?大丈夫なの!?」

「今から、紹介状を書いてもらった病院に行ってくる」

「そう。
遅いし、子供たちを見てくれると助かる」

「当り前じゃない。
あんたは、優香さんを大事にしてあげなさい。
子供たちの父親である前に
優香さんの旦那さんは宙しかいないんだから」

「あぁ」

子供たちを実家に預けて
病院に向かえば
大病院なだけあって
やっていて

すぐに診察もしてくれて
しばらくは、入院となってしまった