当日緊張した面持ちで店に入ると、ちょうど入り口付近のレジにはお客さんがいて、対応していた店長が私の存在に気づき、「こっち入って」と、後ろの扉を指差した。

ぺこりと会釈をしてから、一度面接の時に入ったことがある、そのバックヤードと呼ばれる部屋の扉を開けると、足を投げ出してパイプ椅子に座る男の人の姿があった。