慧「悲しいなら、そいつに連絡して慰めてもらえば」 それだけ言って、俺はドアを閉めた。 泣きそうだった彼女の顔は見ないようにして。 それ以降、○○が家に来ることも連絡してくることもなくなった。 ......どうせ、他の男と一緒にいるんだろ。 彼女のことを考えないようにしようと連絡先を消し、 俺は仕事に打ち込んだ。 だけどその仕事で、今度は事件が起きた。 ⑦