大輝「俺はしたいの」
○○「私は嫌なの!」
大輝「ほら、やっぱり嫌なんだろ」
○○「嫌と嫌いは違うでしょ!」
大輝「じゃあどう違うか説明してよ!」
それがこの結末を招いた。
○○「だいきなんか知らない!」
大輝「俺だって」
典型的なけんか別れ。
○○が去っていくのを、俺はただ黙って見ていた。
後悔はしてない。
でもそれもきっと、今だけだ。
……なんて、早くも弱音を吐いている自分が情けない。
乾いた笑い声は独りぼっちの部屋にはよく響いた__。
⑥
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