○○を悲しませてしまった俺には、追いかける資格なんてない。

部屋の中にしゃがみ込んで、イヤリングを拾い上げる。
キラキラと光るそれを、ぼんやりと見つめて。

照「ごめん......」

呟いた声は、誰に聞かれることもなく空気に溶けていった__。