その堀田が他の女子を魔法で誘惑して、好き勝手に自分の彼女にしているって言う話しを浦本から再度聞かされて激怒した。
 一時、自分自身の心も操ってしまっていたから怒りは増すばかり。

「それで高坂さんは」

 今、喋ったのはエイルさんだ。
 浦本と一緒に来ていた。

「君か! 何でこんな所にいるんだ!?」

 堀田の表情が良くない。

「すみません、お邪魔して」

「麗亜が何だよ?」

「長い間、封印していた魔女の力を解いたんです。二度と堀田さんが悪さをしないように」