「よし、これ着て!絶対似合うから!」
私的に一番可愛いと思うワンピースを差し出すと、光凛は戸惑っていた。
また遠慮しているのだろうか。
「こ、これ、私に似合わないよ。こんな露出の多い……」
もう、この子ってば。
オシャレは露出とか気にしなくて良いんだから。
それに、こういう服絶対桐ヶ谷くん喜ぶと思うんだけど。
「良いから着る!」
服と光凛を試着室に押し込め、前で待っていた。
桐ヶ谷くんと付き合うようになってから確かに可愛くなったけど、もうちょっと頑張って貰わないと。
好きな人のためにオシャレするって、凄く楽しくて幸せなことなんだって知って欲しい。