可憐ちゃんと川上さんが会議室に入り、
「萩本さん、三和物産の誤郵送について説明してもらえる?」
高田が口にした途端、可憐ちゃんの顔が青ざめた。
黙り込む可憐ちゃん。
「萩本さん、正直に話なさい」
川上さんに言われ、可憐ちゃんは声を詰まらせながら経緯を説明した。
川上さんの頬はピクピクと引きつり、高田は何も言わずに聞いていた。
ただ、可憐ちゃんの同期であり三和物産の担当でもある小熊くんは
「お前ふざけるなよ。こんな物見せられたら、こっちは仕事にならないんだよ。一体どうしてくれるんだっ」
感情にまかせて怒鳴っている。
いつもなら止めそうな高田も、止める気配がない。
「迷惑を掛けてすみません。これからは、郵送物の二重チェックを徹底します。本当に申し訳ありませんでした」
川上さんが立ち上がり高田に頭を下げた。
「いや、一番の問題は鈴木だと思うし。責任はこっちにもあるから」
川上さんと高田が大人の会話をしている間、私は消えてなくなりたい気持ちだった。
恥ずかしくて、情けない。新人でもない私が、みんなの足を引っ張っているなんて。
「萩本さん、三和物産の誤郵送について説明してもらえる?」
高田が口にした途端、可憐ちゃんの顔が青ざめた。
黙り込む可憐ちゃん。
「萩本さん、正直に話なさい」
川上さんに言われ、可憐ちゃんは声を詰まらせながら経緯を説明した。
川上さんの頬はピクピクと引きつり、高田は何も言わずに聞いていた。
ただ、可憐ちゃんの同期であり三和物産の担当でもある小熊くんは
「お前ふざけるなよ。こんな物見せられたら、こっちは仕事にならないんだよ。一体どうしてくれるんだっ」
感情にまかせて怒鳴っている。
いつもなら止めそうな高田も、止める気配がない。
「迷惑を掛けてすみません。これからは、郵送物の二重チェックを徹底します。本当に申し訳ありませんでした」
川上さんが立ち上がり高田に頭を下げた。
「いや、一番の問題は鈴木だと思うし。責任はこっちにもあるから」
川上さんと高田が大人の会話をしている間、私は消えてなくなりたい気持ちだった。
恥ずかしくて、情けない。新人でもない私が、みんなの足を引っ張っているなんて。



