「もしかして、ハロウィンパーティーですか?」
ニコニコと可憐ちゃんが私を見ている。
「うーん、パーティーと言うより、ボランティア?」
「はあ?」
「だから、知り合いの職場でハロウィンパーティーがあって、そのお手伝い」
「へー」
すごく不思議そうな顔。
「それって、楽しいですか?」
「うーん、行ってみないとわからないけれど・・・ごめん時間ないから行くわ」
「ああ、一華さん。これよかったらどうぞ」
ん?
差し出された紙袋。
「何?」
「ハロウィン用に買ったんです。週末にホームパーティーをして、その時に買い過ぎちゃって。誰かにあげようと持って歩いていたんですが、もう使わないんで良かったらどうぞ」
そう言われてみると、デビルの角がついたカチューシャと、ビニールの・・・
「これ何?」
「ああ、羽です」
「羽?」
見た感じ真っ黒で、ビニールで、空気を入れる前の浮き輪みたいなんだけれど。
「空気を入れるとデビルの羽の完成です。フリーサイズですし、腕を通すようになっているので、使ってください」
はあー。
身につけるには抵抗がありそうだけれど。
「ありがとう。行ってくるわ」
「お疲れ様でした」
可憐ちゃんの笑顔に送られ、私は職場を後にした。
ニコニコと可憐ちゃんが私を見ている。
「うーん、パーティーと言うより、ボランティア?」
「はあ?」
「だから、知り合いの職場でハロウィンパーティーがあって、そのお手伝い」
「へー」
すごく不思議そうな顔。
「それって、楽しいですか?」
「うーん、行ってみないとわからないけれど・・・ごめん時間ないから行くわ」
「ああ、一華さん。これよかったらどうぞ」
ん?
差し出された紙袋。
「何?」
「ハロウィン用に買ったんです。週末にホームパーティーをして、その時に買い過ぎちゃって。誰かにあげようと持って歩いていたんですが、もう使わないんで良かったらどうぞ」
そう言われてみると、デビルの角がついたカチューシャと、ビニールの・・・
「これ何?」
「ああ、羽です」
「羽?」
見た感じ真っ黒で、ビニールで、空気を入れる前の浮き輪みたいなんだけれど。
「空気を入れるとデビルの羽の完成です。フリーサイズですし、腕を通すようになっているので、使ってください」
はあー。
身につけるには抵抗がありそうだけれど。
「ありがとう。行ってくるわ」
「お疲れ様でした」
可憐ちゃんの笑顔に送られ、私は職場を後にした。