確かに最近はよくハルといる。




それによって、古海は、女子に目をつけられてしまった。




少し身が縮こまる。




バスが林間学校の場所に着くと、前列からぞろぞろ降りていく。




來と一緒に歩いていると、




「あれ?陰影?」




「うっわ。まじだ。」




「なんで、王蘭なの!?私立じゃないの?!」




「あ...ごめんなさい...。」




「そのごめんなさいばっかりやめろ。うぜーんだよ。最近調子に乗ってんじゃん?うざ。」




頭を手でぐしゃっと持ちながら、喋りかけてくる女子。




この女子らは、中学の時に古海をいじめてた人。




気の弱かった古海は、いじめられて、何も反抗ができなかった。




その嫌な思い出のせいか、未だにいじめっ子を見ると、体と心が小さくなってしまう。