その後に降る雨は古海のように止まなかった。




翌日の古海の顔は、目が赤く腫れ上がり、とても授業なんて受けれる心ではなかった。




「古海...?どうしたの?」




眉を下げて心配する來の顔を見ると、自然と涙が溢れてしまう。




なのに、話しかけもしないハルを憂や望音や蓮、明紗さえおかしく思った。




憂と蓮はハルを呼び出した。




ハルは案の定だろうなというような顔だった。