正しい恋を教えてください。

ハルが帰ろうとすると、憂に一直線で走っていく女の子の姿が目に現れた。




バチンという音で、ハルの心は元に戻った。




"いや、あれが素だったかもしれない。"




「古海!?」




そこには、憂にビンタをした古海がいた。




憂は、女に手を出されたのは初めてだと言うような顔をしていた。




「私は、あなたを好きになることはないです」




そう言って古海は、ハルを引連れ、帰っていった。