正しい恋を教えてください。

数日後、そろそろバレンタインの時期が近づいた時。




ハルのことについて、古海のもやもやは消えずのままだった。




バレンタインのこともあるため、うーんと唸り続けていると




「彼氏思いですねー」




憂が木陰から古海の視界に入ってきた。




「用は?」




「ハルの過去の事知りたくない?」




嫌なところをついてきた。




確かにハルは古海と出会った時から出会った時から1度も過去の話をしようとしたことがない。




されたことがないから、自分も話をしない。




中学や小学校、幼少期のことも。




古海は、知りたくて仕方がない。




だが、1つの強い意思が古海の支えになった。