その中に1人紛れた男の子がか細く話し始めた。




「学園のアイドルならまだしも、全国から有名の君がそんなんでいいの?」




学校に着いてもそれは変わらなかった。




「美影さんって、ハルの出る映画にヒロインで出るんだよね!?」




「付き合ってるんだって!?」




「え...。あー」




「付き合ってるよ」




しれっと廊下を歩いて、大きな声で言うのは、ハルだった。




女子全員顔を白くして、古海をガン見し続けた。




「なんですか...?」




すると、全員何も言わずにどんよりした空気で帰っていった。