古海と來も楽しく食事を終えて教室に帰ろうとした。




「あれ?古海、髪にそんなの付けてたっけ?」




來が指さしたのは、ゴールドのヘアピン。




もちろん古海はそんなのは持っていないため、驚いた。




「なにこれ...?」




「食堂の時ぶつかった子のじゃない?」




「私、行ってくる!」




とは言いつつも、何年生なのか、名前も分からない女の子のことを、学校内で探すのは難しいだろう。