屋上。




少し秋の風が吹いて寒い。




まるで、古海の海斗に対する気持ちのようなものだった。




ハルは、來とすれ違った。




すると、來は通りかかる寸前でハルにぼそっと呟いた。




「屋上」




ハルは、何を言っているのかが分からなかった。