1ジャンルに2曲。




そんなに多忙な中、団Tを手伝ってくれて、本当に大変だっただろう。




曲が始まると、ハルの姿がなかった。




手前からダンスを始めて、どんどん中心の人へと繋がっていく。




その中心で、ハルがたった1人、ソロで踊っていた。




その瞬間、男女共に歓声が湧き上がった。




「ハルー!!」




「大好きー!」




たった1人の世界のように踊るその姿は、素朴さを感じない。




普段は無表情なハルが、自慢げに笑っていた。




「どんなことでも簡単にこなす。それがハル!
やっぱりほかの男のことは違うね!」