次の日学校へ行くと、泣きそうな顔をしたあいつが、それでも笑顔を作って2人と話していた。





3人に声をかけ、あいつにいつものようにからかおう…………として、やめた。

























泣きそうなあいつを、からかうなんてできなかった。





























放課後、一緒に帰る約束をした。






その時に、言ってみる。








好きだと、俺が守ると。








きっとお前は、美里は、すごく困るだろう。









そして、こんな時に言うなんてずるいと思うだろう。









でも仕方ない。









あんな泣きそうな顔を見せられて、黙っていられるほど、俺は心が広くねぇし、弱っている時に付け込まねぇと勝てねぇくらい、親友に負けているから。






でも、お前を思う気持ちだけは誰にも負けないから。









お前を1人で泣かせないから。






だから、笑顔が似合うお前に、



























好きだと、言わせて下さい。