そのアピールはすごくささやかで。




例えば、自分から話題を提供するとか、目を見て笑うとか。





俺の立場だったら嬉しすぎるそれは、好きな人がいる親友にとっては特に強く感じるものでもなかったらしい。





「美里、この頃よく笑うよな。あいつが笑うと、菜乃花も嬉しそうにするから俺も嬉しくなるんだよな。」






あくまで、好きな人の友達としてしか見ていなかった。


























そんなある日の夜のこと。







自分の部屋で課題をやっていると、親友からメッセージが届いた。


























内容を見て、どうしたらいいか分からなくなった。






















親友は、好きな人と付き合うらしい。