「とりあえずお前、首筋弱いだろ」

「ひっ」



油断してたら首を舐められた。


光冴に暴行されてから、首元を触られるのが怖くなったけど、志勇は怖くない。


それほど、わたしは彼に心を開いているということ。



「ククッ、たまらねえ」



満足気に笑う志勇から逃げないのがその証拠。


怒ろうとしても隙間なく抱きしめられたら、やっぱりそんな気が失せる。



「しかしお前、本当に成長したな」



ところがどっこい。


服の中に手を入れてきた志勇は、自然とわたしの胸を揉みながら口角を上げる。


確かに、最近ブラが小さくなってきたなとは思ったけど。


体重は元に戻ってあばらが透けなくなったけど。



「くっ、いい加減にしなさい!」



わたしの胸は志勇に触られるためにあるんじゃない。


このオープンスケベが!