セラは俺からミツキを離し、自らの腕の中に入れた。
そして優しく丁寧に頭を撫でながら

「よく謝れた。次はイツキに言われる前に謝りに来いよ?」

セラのその言葉にミツキは子供のように声を上げ泣いた。
俺はセラからミツキを受け取り、抱き上げ部屋へ連れていく。

俺ら幹部には一人一人部屋がある。
下っ端達は5〜6人部屋
泊まっていったりする時がある為セラが用意した。

部屋に着く頃にはミツキは寝息をたてていた。
静かにベッドに降ろし、布団をかける。
そしていつものように額にキスを落とし、

「おやすみミツキ」

と言い部屋を出た。