「ぶん殴られてぇのかてめぇ!!」 「殴られる前にひとつ教えてあげる。女だからって馬鹿にするの良くないよ。」 私はそう言い男の大事な所を蹴りあげた。 店内はざわつき、男は声にならない悲鳴を上げながら膝から崩れ落ちた。 「私そういう男大っ嫌いなの。あと、場所考えて声上げろや。」 傍で固まっていた男の連れに目を向けると、彼らは肩をビクリとさせ悶えている男を連れ一目散に帰っていった。 「すいません。幾らですか?」 男共が去った後、隅で固まっていた店員に声をかけ会計を済ませ退店した。