2人で静かな廊下を歩く。大学受験をひかえた私達は、部活は6月までしかできない。だから、いっそう力が入っているのか。いつもより大きな声がグランドから聞こえる。
「かほは、どこ住み?」
呉藤くん。いや、柚くんが質問してきた。
「隣町だよ。電車通学なの。」
いや、電車通学はいらなかったかも(汗)
「お、じゃあ、駅まで一緒に帰れるな。」
絶対、今私の顔赤いよ。男の子が苦手な私が話せてるだけでもすごいことだ。その上、一緒に帰る?え、私なんかと帰っても楽しくないよ...
マイナスな思考になる。
「え、もしかして嫌だった?」
柚くんが立ち止まって、私の顔をのぞいてくる。
私は首をぶんぶん横にふった。
「なら、よし。帰ろっ」
「かほは、どこ住み?」
呉藤くん。いや、柚くんが質問してきた。
「隣町だよ。電車通学なの。」
いや、電車通学はいらなかったかも(汗)
「お、じゃあ、駅まで一緒に帰れるな。」
絶対、今私の顔赤いよ。男の子が苦手な私が話せてるだけでもすごいことだ。その上、一緒に帰る?え、私なんかと帰っても楽しくないよ...
マイナスな思考になる。
「え、もしかして嫌だった?」
柚くんが立ち止まって、私の顔をのぞいてくる。
私は首をぶんぶん横にふった。
「なら、よし。帰ろっ」
