コーヒーのお味はいかが?

「全く気にならないって言ったら、嘘になる」


でも、過去は変えられない。

どんなに足掻いても、決して変わらない。


「だけど麗奈さんや藤島さんの言葉より、湊が麗奈さんの名前を口にする方がモヤモヤする」


あたしの言葉に、湊は驚いたような顔をする。

迷惑だったろうか?


「ごめんなさい、我が儘だよね。忘れて」


都合が悪くなり、あたしは逃げるように車から降りようとする。

だけど、それは湊によって阻止される。


「結可は俺に、全然興味ないと思ってた。だから、その・・・そんな可愛いこと言われたら、テレる」


耳を真っ赤にして言う湊に、キュンッと胸の奥が締め付けられた。