南くんと付き合って、もう、結構経ったけど..


今日、会えたりするのかな...。

学校では毎日会えたけど、ただいま冬休み真っ最中で...
会いたくても会えないし..


私たちは恋人らしいことなんて、ひとつも出来てなくて、まず、恋人ってどうゆう接し方すればいいのかとか、まったくわからない。




すっごく南くんに会いたいのに、会いたいなんてなんか恥ずかしくて言えなくて。





今日はこはると久しぶりに会うから、相談してみようかな。



そう!今日はこはると某夢の国へ!!!



まさかこんなことになるなんてね..。
今の自分はなんにも思わないだろう笑




夢の国ってほんとに辛い思い出も楽しい幸せな時間に変えてくれるの。ほんとに感動。



そう言えば、こはる、南くんと最近どう?



こはるは本当に、私のことを理解してくれる。
隠しててもすぐにバレちゃうんだもん。



んー。喧嘩とかは全然なくって、毎日電話はしてるんだけど、自分の素直な気持ちを正直に伝えられないんだよね。


素直な気持ち?



うん。南くんに会いたいなんて伝えたら迷惑かなって思って...。


そう言うと、こはるはすぐに言った。


恋人ってそうゆうの伝えてもいい関係だと思うよ。


確かに、そうかもしれない。
恋人になって素直な気持ち隠してたら南くんも私のこと全然知らない状態だもんね。



伝えられずに後悔するより、伝えて後悔した方がよっぽどいいじゃん!!!!



自分の中で解決して、ありがとう!とこはるに伝えようと隣をむくと...。



いない。こはるがいない。

夢の国の人の多さで、私たち二人ははぐれちゃったらしい。


ほんとに。何やってんだろ私。


ちっちゃい頃、家族と迷子になった、記憶が、頭によぎる。


すっごく怖くて、すっごく寂しかった人生最大の思い出。


今も考えるだけで泣きそうになる。そう考えて焦っていると、自然に涙が出てきて....。


近くのベンチに座って泣いていた。
自分の情けなさと、あの時の怖さが、もう、探そうと思うどころではなかった。



その時....


どうしたの?大丈夫?



聞き覚えのない、男の人の声。



顔を上げると、優しそうな男の人。


友達とはぐれちゃって..。

そうゆうと、バカにもせずじゃあちょっと探してみよっか。と小学生を扱ってるみたいに、優しく助けてくれた。


話を聞くと、その男の人も高校1年生らしい。

同い年なのにこんなにしっかりしてる人なんて偉いなぁと思いながら、こはるを探した。



あんがい、すぐにこはるを見つけられることが出来た。



私は号泣しながらこはるに抱きついた。



助けてくれた人は、中川たけるくんってゆうらしい。


俺、中学生の弟がいて、君のことが中学生かと思って....。焦ったよー、でも良かった。



中川くんはそういった。


私、高校生に見えないんだ..。JK失格じゃんっ


と思って隣をむくとこはる大笑い。


はぁ、どこまで私は出来ないんだろうか。

そのあと、中川くんと中川くんのお友達の人達と、一緒に回って、連絡先を交換した。


ほんとに。感謝ですと、こはるは言って、中川くん達と別れた。



そんなこんなでとっても楽しいディズニーはあっという間に終わって、



冬休みほんとに最高だったぁ!!!!


そして、南くんにもこはるのおかげで、会いたいとかの素直な気持ちを南くんに伝えることが出来た。



呆れられるかなって思ったけど、


南くんは

俺。嬉しい。みゆがそんなこと思ってくれてたなんて全然気が付かなかった。これからは素直に、俺に教えてくれよな。


そう優しく言って、クシャッと笑った。

私の冬休みの最後の思い出は南くんの幸せそうな笑顔で幕を閉じた。