私は勘違いをした、よく人に好きなタイプは?とか聞かれるけど、そんなの所詮タイプ、例え自分の思ったタイプの人が居ても、そういう人を好きになるかは別


「あれ、髪切ったの!美和!」
「 あ、うん、切った」


朝一番に真矢に話し掛けられた、髪の毛を切ったら、クラスの皆の視線が私に集中してて、ちょっと怖い


でも、1番気になるのは


「 康太、おはよ」
「 おはよ、髪切ったんだ」


私の顔を見て、似合ってんじゃんと笑う彼に、また胸が締め付けられる、こんなに好きなのにまだ、君にすきだとは言えない


「 なんで切ったの、突然、なんかあった?」
「 あーイメチェンだよ、イメチェン」



今日もまた嘘をついた