その刹那、紬の腰に腕が回される。立派な男性の腕だ。そのまま紬はアマテラスに見つめられていた。目をそらした紬に、アマテラスは口角を上げる。
「気に入った。お前は今日から俺の恋人だ」
「……は?」
使いの話じゃなかったの?と疑問になる紬だったが、母は「素敵!娘が神様とお付き合いだなんて!」と頰を赤くしている。祭主も微笑んでいた。
「ま、待ってください!使いって雑用をするとかそういうのではないのですか?なぜ恋人の話に?」
紬が訊ねると、アマテラスは「雑用はしなくていい」と紬の腰に腕を回したまま言う。
「お前の仕事は俺を癒すこと。もちろん、恋人としてな」
「え、でも……」
「お前に振られたら、俺は岩の中に閉じこもる。そうしたら世界は真っ暗闇だぞ?」
戸惑う紬に、アマテラスはニヤニヤしながら言う。神様の言うことなのだから、もしかしたら本当にやりかねない。
「わ、わかりました……」
紬は男子と付き合ったことなどない。しかし、ここで頷かなければとんでもないことになるとわかっている。渋々頷いた。
「気に入った。お前は今日から俺の恋人だ」
「……は?」
使いの話じゃなかったの?と疑問になる紬だったが、母は「素敵!娘が神様とお付き合いだなんて!」と頰を赤くしている。祭主も微笑んでいた。
「ま、待ってください!使いって雑用をするとかそういうのではないのですか?なぜ恋人の話に?」
紬が訊ねると、アマテラスは「雑用はしなくていい」と紬の腰に腕を回したまま言う。
「お前の仕事は俺を癒すこと。もちろん、恋人としてな」
「え、でも……」
「お前に振られたら、俺は岩の中に閉じこもる。そうしたら世界は真っ暗闇だぞ?」
戸惑う紬に、アマテラスはニヤニヤしながら言う。神様の言うことなのだから、もしかしたら本当にやりかねない。
「わ、わかりました……」
紬は男子と付き合ったことなどない。しかし、ここで頷かなければとんでもないことになるとわかっている。渋々頷いた。


