祭主に案内され、石畳みの道を歩いて行く。そして、目の前に現れた鳥居とお屋敷に紬は目を丸くした。こんな場所があったなんて、紬は知らずに驚くことしかできない。
「ここは、アマテラス様がお住まいになられている場所です。この場所には特別な力を持った者と、我々伊勢神宮の関係者以外は入れません」
祭主はそう言い、鳥居をくぐる。母と紬もお辞儀をして入った。祭主はトントンと扉を叩いている。
「アマテラス様、いらっしゃいますか?アマテラス様の使いになる者をお連れいたしました」
祭主がそう言うと、バタバタと足音が中から聞こえ、勢いよく扉が開く。そこに現れた人物に、紬は「えっ……」と言ってしまう。
現れたのは、女神ではなかった。美形であることは確かだが、豪華な着物を着た男性だ。男性があまり得意ではない紬は一気に体を震わせる。
「お、お母さん!アマテラス様って女性なんじゃ……」
「だって、男性やって教えたらここに来やんかったやろ?」
泣きそうになる紬に、母はニコニコしながら言う。紬は今すぐ帰りたかった。
「ここは、アマテラス様がお住まいになられている場所です。この場所には特別な力を持った者と、我々伊勢神宮の関係者以外は入れません」
祭主はそう言い、鳥居をくぐる。母と紬もお辞儀をして入った。祭主はトントンと扉を叩いている。
「アマテラス様、いらっしゃいますか?アマテラス様の使いになる者をお連れいたしました」
祭主がそう言うと、バタバタと足音が中から聞こえ、勢いよく扉が開く。そこに現れた人物に、紬は「えっ……」と言ってしまう。
現れたのは、女神ではなかった。美形であることは確かだが、豪華な着物を着た男性だ。男性があまり得意ではない紬は一気に体を震わせる。
「お、お母さん!アマテラス様って女性なんじゃ……」
「だって、男性やって教えたらここに来やんかったやろ?」
泣きそうになる紬に、母はニコニコしながら言う。紬は今すぐ帰りたかった。


