神様は私を愛しすぎです!

「どんな人?同い年?」

「どこまでいっとんの?」

「どんな顔?写真ある?」

友達の質問に、紬は顔を赤くしながらも答える。アマテラスと過ごす時間のことを思うと、自然と胸がドキドキしてしまうのだ。強引で意地悪なところもあるが、紬はアマテラスとの時間を楽しんでいる。

紬が二人で撮った写真を見せると、友達は「うわ〜、イケメンやん!!」とはしゃぐ。確かにアマテラスは、何千年も生きているが見た目は俳優のように華やかだ。

「ええな〜。こんなかっこいい彼氏で〜」

「あたしもこんな彼氏、今度の合コンで見つける!」

「会ってみた〜い!!」

結局、学校に着いてからも友達は紬の恋人であるアマテラスの話で盛り上がっていた。そして、紬が彼とのデートのことを話すと「キャ〜!!」と頰を赤く染めるのだった。



テスト一週間前ということで、今日はいつもより早く学校が終わる。アマテラスの話をして紬は何となく彼に会いたくなった。

学校が終わったら会いに行こう……。そう思い、胸を弾ませる。