「お前は何を着ても似合うな。今度は寒色の着物を用意しよう」
「ありがとう、ございます」
アマテラスは紬を抱きしめ、微笑む。紬がアマテラスの顔を見つめると、チュッと キスをされた。最初は優しく、しかし少しずつ激しさを増していく。キスは唇だけには止まらず、紬の頰やおでこ、首にもされた。
「……ハアッ。アマテラス様は、どうして私にキスをするんですか?」
紬が訊ねると、アマテラスはすぐに答える。
「紬は俺の恋人だ。恋人に触れるのは当たり前だろ?」
アマテラスはそう言うが、紬はアマテラスに一度も「好きです」とも「愛しています」という言葉を話したことがない。そのことを、紬は気にしていた。アマテラスは愛を伝えてくれるが、紬が伝えたことがない。
アマテラスは紬を気にすることなく、お屋敷で働く使用人にお茶とお菓子を持って来させた。おいしそうな抹茶と唐饅頭だ。唐饅頭とは、こし餡の入ったカステラのような焼き菓子だ。
「食べろ」
「ありがとうございます。おいしそうですね!」
「ありがとう、ございます」
アマテラスは紬を抱きしめ、微笑む。紬がアマテラスの顔を見つめると、チュッと キスをされた。最初は優しく、しかし少しずつ激しさを増していく。キスは唇だけには止まらず、紬の頰やおでこ、首にもされた。
「……ハアッ。アマテラス様は、どうして私にキスをするんですか?」
紬が訊ねると、アマテラスはすぐに答える。
「紬は俺の恋人だ。恋人に触れるのは当たり前だろ?」
アマテラスはそう言うが、紬はアマテラスに一度も「好きです」とも「愛しています」という言葉を話したことがない。そのことを、紬は気にしていた。アマテラスは愛を伝えてくれるが、紬が伝えたことがない。
アマテラスは紬を気にすることなく、お屋敷で働く使用人にお茶とお菓子を持って来させた。おいしそうな抹茶と唐饅頭だ。唐饅頭とは、こし餡の入ったカステラのような焼き菓子だ。
「食べろ」
「ありがとうございます。おいしそうですね!」


