「その答えがすべてだな。元カレ共と同様のクズ共め。」
「なんだと！！！？」
「よかったね、亜都子ちゃん。」
「え？」
視線を速水兄から、速水妹へ移す。
とびきりの優しい笑みで、亜都子ちゃんに告げた。
「誘拐した亜都子ちゃんをレイプしないことと龍志のほしがってる犯罪データを渡す条件で鳴海瑠華は集団レイプされたおかげで、亜都子ちゃん彼女になれたんだもんね。」
「え！？」
「な！？」
「なんだと！？」
「な、何言ってるのチョコちゃん！？」
「え？そうでしょう、瑠華さん？ボロぞうきんみたいにされた瑠華さんの姿をさらすだけじゃなくて、犯罪データを隠し撮りしていた瑠華さんに集団レイプをした証拠とすり替えたことを、龍星軍４代目の頭の俺が知らないと思った？」
「やめて！！」
「る、瑠華姉・・・・！！？」
「瑠華！！！？」
「うそだろう・・・・・・！！？」
瑠華さんが、亜都子ちゃんが、神城さんが、速水が叫んだが、スルーする。
「ば・・・馬鹿言わないで・・・・バカ言わないでよ凛道蓮！！」
やめてと言った人が、絞り出すような声で言い放つ。
「データを取り返すはずが失敗しただけ！！あっちゃんは関係ないわ！！」
「そうやってかばうのか？」
「いい加減にして、クソガキ！！」
「怒らないでくれ。俺は瑠華の無実をはらしたいだけだ。」
「頼んでねぇーよ！！」
バシッ！！
そんな声と共に、カンナさん以上の平手を瑠華さんから食らう。
「凛！！テメーなにしやがるクソアマ！！？」
殴られた私を見て、カンナさんが飛んできた。
メンチを切って瑠華さんをにらむけど、そんなカンナさんを手で制す。
「大丈夫です。ありがとう、カンナさん。」
そして私は、会話を続けた。
