「お前達は、こっちが合図を出すまで待機しろ。後は――――」
「美涼!!」
インテリ野郎の言葉を遮るように、速水くんが声を張り上げる。
それに戦闘体勢をとりながら応じる美涼達。
「亜都子返せや!!!」
バキ!
「ぎゃ!」
駆け寄りながら近づき、敵の一人を吹き飛ばす速水くん。
その後に神城さんも続く。
「『闘邪駆鬼(とうじゃくき)』だ!!」
「どうします、美涼さん!?」
「ばかばかしい・・・生配信を中止して乗り込むとは・・・ゲームのルールがわかってないみたいですね?」
「うるせぇ!亜都子返せ!!」
続けざまに敵を蹴り飛ばす速水くんの横を、神城さんが疾走する。
美涼は近寄る神城さんを見ながらスマホを取り出す。
「てめっ!?待て!!」
「ハハハ!」
静止を命じる神城さんをあざ笑う美涼。
スマホを扉に向かってかざすが――――――――――――
ガキン!
「動くな。」
読み取りはさせなかった。
「な!?トンファー!?」
美涼の動きを、凛道蓮の武器で止めたから。
速水くんがうるさく騒ぐ間に、みすずよりも先に出入口の扉に到着。
敵が私に気づいてないのを確認しつつ、素早くみすずの背後にしのびより、奴よりも早くコードの読み取り画面の装置をトンファーでふさいだ。
「凛道蓮!?なぜここに・・・!?」
「いけませんか?」
「でかしたぞ、凛道蓮!!」
「やるな、4代目さん!!」
そう言いながら、美涼以外の敵をノックアウトさせる二人もすごいと思う。
感心しつつも、反対の手に持ったトンファーを、美涼のノド元に突きつけながら伝えた。


